老親介護に訪れる、ハッピーエンディング
80代以上の親を介護する方は、アラ50以上の方でしょうか。
老々介護の状況にあったり、そうなる想定をされている方も多いと思います。
ある方が吐露したこころを、ほんの一部ですがご紹介します。
あんなに強かった親、厳しかった親、しっかりしていた親、大好きだった親が、
すっかり変わってしまった…弱くなり、だらしなくなり、
歳を重ねて身体が衰え、病を抱えて、だから介護をしているのだけれども、
親を昔みたいに好きでない感じがする。なんでーっ!って、受け入れられない。
ときどき、親子関係が逆転しているように思う。
介護している子どもが親で、されている親がこども。
そう思うと、なんだか、弱くてだらしない親が、愛おしくも感じる。
そういう時期になったのかなぁと。
子育てを概ね終えた後にくる、子どもに戻った親をお世話する時期。
これもまた初めての体験でなかなか手ごわい体験ではあるけれど
きっと、かけがえのない体験になるのだろう。
それにしても人生は、なかなか楽して生きられないものだなぁ。(優しい笑顔で)
最後の一言は、介護を受けている親を想っての思いでもあるように思います。
こう吐露された後、こころは温かな気持ちと緊張した気持ちをなんとか調和させながら、
いつのころからか親と心を通わせられたと満足気に語られています。
実にすばらしいご経験をされたようで、納得して親を見送ることができたと話されました。
介護というお仕事は、肉体労働かつ感情労働です。
親の介護は、特に厳しい労働となりうる要素が多数あります。
通常の心理カウンセリング以外に、
介護する方に伴走させていただく、カウンセリング(定期サポートプラン)も行っています。
ひととき、吐き出しにくいネガティブな気持ちを吐き出してもよい時間をお持ちになれると、
それだけで生き返るような気持ちを味わうこともあります。
介護するあなた自身のことも、どうか大切に思ってあげてください。
投稿者プロフィール
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