家族 ときどき ひとり
大好きなご家族が喜んでくれるから、この家庭がとても大切だから、
日夜、365日、まとまった休みなどなく働いている”しゅふ”の方々。
こころを駆使して、頭をくるくる回転させて、肉体に鞭打って。
あなた方のおかげで、家族は命をつないでいる。家族は生涯を笑顔とともに生きている。
なんと価値が大きく、欠くことのできない、誰にでもできるわけではない活躍か。
家族にとってあなたの存在がどれほどかと想うとき…こころから尊敬いたします。
そんなあなた方だから、
家族が出かけている間、家事と家事の隙間時間に、
ひとり、おうちの中で、ここちよい空間を味わってください。たとえば、
珈琲の香り、ふわふわのカーテン、水のせせらぎ、窓から見える緑や青、甘いお菓子。
ひとり、自分の世界に浸ってください。たとえば、
ノートと鉛筆を用意して、自分のこころを書いてみつめる。物語を紡ぎ絵を描いてひとり味わう。
「ただいま」って帰る家族の声が、あなたを日常に連れ戻してくれる。
その声が、ひとりの時間に終わりを告げるチャイムのようで残念だけれども、
家族や家庭の時間の始まりを告げるチャイムのようでうれしくなる。
そんなことをおっしゃった方がおられました。たいへんにしあわせそうでした。
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