「凹の克服より凸の活用」という手

いよいよ大学受験のシーズンが近づいてきました。
ご本人が望む結果が訪れることを、心から祈っております。
そして、どうぞ心身を健やかにお過ごしされますことも、併せて祈っております。

私の大学受験は40年ほど前になります。
本当によく頑張ったと自分でも納得がいったことが、
私の人生にとって大切な経験になったと、振り返っています。

よく頑張った…という意味は、
私は「立体図形が特に解けない」に象徴される壁があり、その壁を乗り切ったことです。

数学全般にそもそも苦手(凹)意識があり、
その中でも図形全般、特に立体図形は頭がこんがらがってしまいます。
ちょっと年上のいとこのカッコイイお兄ちゃんがすごく得意(凸)で、
お兄ちゃんの自宅の部屋で、家庭教師をしてもらったことがあります。その際に、
三角柱の問題をイチゴのショートケーキを使って教えてくれたことを思い出します。
それでも全然ピンとこなかった…。(お兄ちゃん、すみません)
そして、お兄ちゃんとの差を歴然と感じもしました。

イチゴのショートケーキ

それでも少しは克服しようと頑張って、
とはいえ克服しきれないから受験の戦略を練って、
戦略をとことん信じて実践して(努力しました)、
高3の担任が夏休み前に「もう絶対無理」と父親に言い切った大学に、一発合格しました。

私はこのころから、戦略を練ってやることは得意(凸)だったみたいで、
得意を活かせたのがよかったんです。

写生なんて全く下手だし(いわゆる絵心なし)、工作やDIYすればぐちゃぐちゃだし。
図画工作とか技術とか美術とか、そんな授業は本当に恥ずかしかったです。

今思うと、みんな立体図形が苦手であることと類似した症状のように思います。
発達凸凹(でこぼこ)…。私はきっとそうなんです。

みなさんも実は、そんな凸凹ありませんか。
なければ楽なのかもしれないと想像して、うらやましく思います。でも、
あってもいいなぁと思いますし、凸凹がない人なんているのかなぁと首をかしげています。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。
あなたに笑顔があふれ、未来に希望が感じるよう、ご支援いたします。

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