絶望的な現実に、最初は素直でなくていい
6回終えて10点差。(野球の話)
「くっそぉー、俺たちがあのチームにボロ負けするわけがない。絶対点取り返すんだ!」
若手は焦る、こころ破れそうになる、盛り上がる。血気盛ん。
絶望的な現実を突きつけられることは、生きていれば何度も繰り返えされます。
本当に絶望的で、あり得ない事態を前にして、人はあらがわないではいられないと思うのです。
「そんなはずはない、なにかの間違いだ、夢でも見ているのではないか、ドッキリに違いない…」
「何とかしなくちゃ、どうすればいい、とにかく〇〇するぞ…」
何ともならなかったことをたくさん経験してしまいますが、
何とかなること、できちゃったことって、あると思います。そのとき、
成長した自分や変わった自分、相手の心理や偶然や、いろいろと感じたりもします。
6回終えて10点差。(野球の話)
「もうこの試合は負けだな。長いペナントレース、まぁそんなときもあるんだよ。」
ベテランはそう思える。心おだやかでいられる。年の功。何ともならなかった経験が、そう思わせる。
でもそこでこうも考えられる。
「逆転勝利したらかっこいいな。いっちょやってみるか!相手は実はビビッているかもよ。」
「7回に3点取れれば、相手にプレッシャーをかけられるし、いけそうな気に少しなる。」
何とかできちゃった経験もしているからこそ。やっぱり年の功。
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