夫婦げんか…照れくさい結末
好き同志、愛し合う同志であるはずなのに、また、けんかする。
お互いが相手を繰り返し非難して、相手の声にはほとんど耳を傾けない。
けんかなのだから、負けてなるものか。相手を気づかっては負けてしまう。
でも、勝ちたいわけではないんだ…本当は相手を素直に愛したいのだから。
けんかっていいもんです。
普段言いにくいことも、言えるエネルギーが湧く。
普段聞けない思いまで、聞けるチャンスが訪れる。
自分のエネルギーにおぼれ、相手のマグマに火傷するけれど、
次第に冷める、そのときがいい。
お互いが素直な気持ちを語り、お互いに相手の語りに耳を傾ける…
「そんなふうに思っていたの…」 「そんなふうに気にしていたんだ…」
「そんなことがあったんだ…」 「ずっといえなかったんだ…」
お互いの素直な気持ちは、相手を大切に思う気持ちだったりする。
けんかのきっかけは、ちょっとした勘違いだったりする。
それに気づいたら、ちょっと気まずかったり、はずかしかったりするけれど、
うれしくて、ほっとして、エネルギーが消え、マグマがさめる快感がおとずれる。
けんかする前よりも、関係が味わい深くなったようで、照れくさくなる。
でも、エネルギーを使い果たしたふたりは、疲労困憊…
できることなら、お互いで心身をいたわってあげてください。
けんかがこじれてしまい、ふたりではどうしようもなくなったら、
どっち側でもない方が間をとりもつと、ふつうのけんかに戻れることもあります。
心理カウンセラーは、どっち側でもない者です。
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