ご両親が正しくかつ厳格だったと感じる大人の方へ
あなたのご両親は、どんな方だったでしょうか。
当ブログでは、
ご両親ともに、正統派で、優秀で、厳しかった(今でも厳しい)と思う方について、
そのひとつのケースを触れたいと思います。
小さく無垢な頃から、行動・知識・人付き合いなどについて教えてもらったと思います。
こうしてはいけない、こうしなきゃいけないとこまごまと教えてもらい、
反したときは叱られる、罰せられる…そんなこともあったのではないでしょうか。
無垢な子どもはどんどん吸収します、受け入れます。
ご両親をどんどんすごいと思います。私も僕もこうしなきゃ、こうでなきゃと思います。
でも、うまくいかないので叱られます…私は駄目、両親とは違うんだと傷つきます。
もう少し大きくなると、駄目なはずのことをやっている同年代の子どもに出逢います。
あの子は駄目だ、嫌なやつだ、私はそんなことしないぞっ!と思いながらも、
羨ましい気持ちが湧き始めます。本当にあれって駄目なことなの?と疑問に思います。
でも、そんな気持ちは封じます。そんな気持ちを思うこと自体、駄目な私とまた傷つきます。
小さな彼・彼女は、この時点で既に、世の中であるべき姿を知り、信じています。しかし、
自分のものとして納得しきれていません。当然です、まだまだ小さな子供なのですから。
その後に、どんな大人たちや仲間たちに出逢い、どんな事態に遭遇し、どんな考え・感情を覚え、
信じていたことをどう納得するのか、アレンジするのか、撤回するのか…決まっていきます。
厳しいご両親を軸に幼少期を過ごされた方は、
周囲からは自分に自信を持っているように見えているけれども、
自分は駄目な人間だ…と自分をさげすんでしまう気持ちがありがちのようです。
もしあなたが、当てはまるように感じられるのならば、こう考えてみてください。
ご両親もあなたも、みんな優秀で、みんな一生懸命頑張った。たいへん素敵なご家族です。
あなたはご両親を、ご両親はあなたを、お互いに高いレベルで認めあい、高め合い、
それぞれの幸せを願って、一生懸命に頑張った。
あなたは優秀だけでなく、ご家族・仲間の幸せを願う気持ちがある。実に素晴らしい人なんです。
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