我が半生、引退・Nextキャリアも、自分が決める
来年4月、65歳までの従業員の雇用確保は企業の義務となります(改正高齢者雇用安定法)。
また、「70歳定年」時代が来る可能性が一部で指摘されているようです。これらは、
寿命と健康寿命の延伸、年金財政や日本経済は厳しさなど、国の事情を反映する制度変化でしょう。
その環境下で60歳以上の方は、何歳まで仕事して収入を得たいと思っているのか。
・65歳くらい:25.6%
・70歳くらい~80歳くらい:38.4%
・いつまでも:20.6%
・したくない:13.6% (厚労省の2019年度「高齢者の経済生活に関する調査」)
国は65歳までは企業で働けるように…と法律を来年変更しますが、
国民はそれ以降も働きたいと思っている方が、6割近く(38.4%+20.6%)おられるようです。
依然としてギャップは大きそうです。
50年を超えて生きてくると、人生100年時代と言えど、人生の中間地点には辿り着いた感があります。
振り返ればずいぶんと長い道を歩んできたと、感慨深い思いが湧いたりするのではないでしょうか。
たいへんなことが多かった、今もたいへん、でもここまでよく頑張ってきた…。
これからもたいへんなことはあるだろうし、その都度たいへんな苦労はするのだろうけれど、
いままで何とか乗り越えてきたのだから、これからも何とか乗り越えられるだろう…。
乗り越えられなかったとしても、自分はよく頑張ったと、そう思えるのだろう…。
残る我が半生は、いつ終えるかも分からない。
この我が半生を自分が納得がいくように生きると決めれば、
いつまで、どこで、どのように、幾らくらいの収入を求めて働くのかを自分で決められる。
国や会社の制度に左右されず、時にはうまく活用すればよいのである。
家族や仲間、会社を大切に思う自分だから、安心して自分勝手に決めればよい。
会社優先、家族優先、秩序優先、コンプライアンス優先…で真面目に生きてこられた方こそ、
自分を信じて、自分勝手に、自由に、残る半生を生きてほしいと思います。
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