老いても幸せ エイジングパラドックス
歳をとるとだんだん不幸せになる…心配される方もおられるかもしれません。
なぜなら、からだが衰え、不調になりやすくなり、病を抱えることも増えていきます。
若い頃にはできたことができなくなり、できる量も少なくなり、できる質も悪くなり、
あきらめたり、残念だったり、悔しかったりするのだろうと思うのです。
ですが、歳を取ると幸せが増える、という研究結果もあるようです。
(エイジングパラドックスで検索されると、いろいろな記事が出てきます)
幸せとは何か…ということは、人それぞれ、状況によってそれぞれだとも思いますが、
わたしはふたつの要素だと思い至っています。
ひとつは、健康であること。つらいとか、苦しいとか、そんな思いが続かないことです。
もうひとつは、より良く生きていると感じていること。
アスリートが高い目標を目指して極めて厳しいトレーニングを行えば、その時は不健康になりやすい。
ですが、意義あることを行っていると自負していれば、不健康さを支えてくれる。
高い目標に到達したその時は、ダブルの幸せが得られるのだろうと思います。
歳を取ったとき、もしかすると、心の健康やより良く生きるという点において、
若いころに比べて、上手にコントロールできるようになっているのかもしれません。
自分というものをよくわかってきて、人生をながく生き抜いてきて、
そんな確固たる自信があれば、幸せを感じやすいのかもしれません。
しかし、歳を取ってなお困難があるのも、また人生のようです。
若い頃からの試練がなかなか収まらなかったり、あらたな試練があらわれたり。
心理カウンセリングは、ご年齢は関係なく、お受けいたしております。
幸せを感じにくいときは、お話しされるのもよいかもしれません。
投稿者プロフィール
最新の記事
- カウンセリング2024年11月21日人の外見と内面
- わたくしごと2024年11月20日冬の楽しみ、凍てつく空気(くれたけ#239)
- こころおだやか2024年11月19日幸せだなぁと感じるとき(くれたけ#238)
- こころの理2024年11月18日落胆をくりかえしたくない