自分の病気を疑いつつ、向き合えない方へ

最近どこどこが痛いとか、普段と違う感じがするとか、

病気、もしかすると大病を疑っているのだけれど、

いやいやたいしたことはないよ、しばらくすれば治るよ…とか、

歳のせいだろう…最近疲れがたまっていたからなぁとか、

自分への言い訳やこじつけの理由を使って、身体からの訴えに目をつぶる。

 

そのお陰で、心の表面は穏やかでいられて、生活もふつうに送れている。

その代わり、心の奥底はずっと心配していて、ときどきアラームを鳴らす。

その都度、言い訳やこじつけの理由で、アラームを止める。この繰り返し。

 

身体がさらに強く・頻繁に訴えるようになって、心の奥底からのアラームは強く頻繁になる。

これまでの言い訳やこじつけの理由では、もうアラームは止められない。

身体の訴えが悲鳴になってきたころには、心はすっかり疲弊してしまっている。

辛さや怒りがいっぱいになって、冷静に考えることなんかできなくなる。

もっとはやく、心が疲弊する前に、身体を心がケアしてあげてほしかった…。

座るフィギュア

あなたの身体を助けるのは、あなたの心です。

あなたの身体が病気や怪我をすれば、あなたの心だって負担が増える。

あなたの身体が不調をささやいたなら、まだ負担の少ないあなたの心は、

そのささやきに耳を傾け、あなたの身体を支援してあげてほしい。

早期発見・早期治療は、メンタルヘルスの観点からも重要だと思います。

 

「病は気から」(身体の病気は気の持ちようによって、良くも悪くもなる)もそうだろうけれど、

「病を気持ちで」(私の造語:身体の病気を気持ちで支援する)を大切に思います。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。

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