怒りを鎮める、訓練不要の簡単3ステップ(名古屋大学研究成果)
0ステップ:怒りを感じる。
1ステップ:感じた感情とその理由を、できるだけ客観的に紙に書く。
2ステップ:書いた内容をしっかり読む。
3ステップ:ぐちゃぐちゃに丸めて捨てる。
結果:怒りが鎮まる。(実験時は、所要時間は7分程度。)
これは、名古屋大学大学院情報学研究科の川合伸幸教授らの研究グループが発見した方法です。
今年2024年4月に、発表されたばかりです。
韓国の泣き女の如く、泣くと悲しくなるというプロセスが働いていると考えられています。
悩みがあるとき、それを書き出し、読み返すことで頭や心が整理され、心が楽になります。
実践されている方もおられるでしょう。
この3ステップはそれとはちょっと異なります。
他人への怒りを鎮めることに特化しているようです。
「頭にきた」「悔しかった」「むかついた」といった怒りの感情を書き出します。
加えて、怒りを感じた理由を書き出します。たとえば、
「Aさんが私に、嘘をついた」「上司のBさんが、私の資料をろくに見ないで、ダメ出しした」。
自分の内省をしようとしたり、状況を改善しようとしたりすることが目的ではなく、
あくまでも他人への怒りを鎮めることが目的です。
怒りが書かれた紙を捨てることで、その感情も捨てられるということのようです。
(シュレッダーで割かれる様子を見るのも効果ありだそうですから、手で破って捨てるのもありでしょうね。)
職場でも家庭でも、密かに実行可能ですので、
一度試してみてはいかがでしょうか。
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