子どもを愛する
子どもが生まれて、親になり、子を育てる。
子どもの溢れるエネルギーや成長に、頼もしさや愛おしさを感じたり、
子どもの弱さや危なっかしさに、家族を守りぬく使命を感じたり、
子どもの身勝手さや世話が焼けることに、腹が立ったり、
子どもの気遣いや我慢する姿に、嬉しさや罪悪感を感じたり…
みんなよくやっていると、子育ては大事業だと、つくづく思う。
私の子どもは独立した。子育てを終えた。
よく頑張ったなぁと自分をほめる。よくやらかしたと猛省せずにはいられない。
いろいろ思いすぎた、考えすぎた、手を抜きすぎた、知らなすぎた、頑張りすぎた…
子どもを愛しているかと問われれば、正直よくわからない。
まわりの人はすごく愛しているみたいにみえる、
私は本当に愛しているのだろうか。そもそも愛するって、どういうことだろう。
わたしに言えることは、「自分の子どもを大切に思っている」ということ。
辞書によれば、愛するとは「かけがえのないものとして,大切に思う」こと。
どうやら私は、子どもを愛していると言ってよいようだが、
心配は尽きない。大切に思うことと大切にすることは違う、ここが悩みどころである。
私の子どもはどう思っているだろうか、今さら手遅れかもしれないが・・・。
「自分の人生だ、命尽きるまで全うしてほしい」と、今想う。
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