犯した過ちに苦しむ方への支援

まじめで仕事ができて、部下からも上司からも人望がある、
そんな方でも重大な過ちを犯すことがあります。
会社は、内容に応じて懲戒処分を下します。
(解雇の他、減給や始末書の提出などがあります。)

まじめで仕事ができて、部下からも上司からも人望がある方の中には、
他人からも組織からも高い評価を受け続けてこれた方がいます。
ご自身でも大いに自信を持ち、責任感を強めてこられてきたことでしょう。
それが、よりによって懲戒処分を受ける事態になるわけです。

その方の心中は…
自分は弱く、だらしなく、能力が低い、みんなに迷惑をかける存在だなど、
大いなる自信に裏打ちされてきた自分自身は、あっという間に崩壊します。

強めてきた責任感が、職場の気遣いや家族の温かさを負担に感させ、
誰にも会いたくない、自分なんかいない方がいい…と逃げ出したくなります。
休職…退職…離婚…人生の崩壊へと、自分で追い詰めてしまうかもしれません。

 

会社の経営者や人事部門の方に中には、ご経験された方もおられると思います。
案件が、弘法も筆の誤りともいえるミスであった場合には、
残念でくやしい思いもされたのではないでしょうかと、お察します。

誰しも苦難から立ち直る力をお持ちですから、時間かけて待つことが大切だと思います。
ただ、危機が訪れる可能性を踏まえねばなりません。独居の方の場合はさらに心配です。

どうか注意深く見守り、いざというときは迅速に行動して差し上げてください。

その方は、会社の方や家族には既に迷惑をかけていると感じていますから、
これ以上皆さんには迷惑を掛けられないと、心を閉ざしがちでしょう。
その方にとっては、無関係な方のほうが心の内を吐き出しやすいでしょう。
心理カウンセラーがお役に立てるかもしれません。

豊かな大木

そのような方が貴社におられるとすれば、
遠くない将来に、その方が築き上げてきた自信を再び取り戻し、
元気に楽しく活動される姿や、苦難を乗り越えさらに成長された姿に出逢えることを、
心より願うばかりです。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。

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